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  • 2008.03.19 Wednesday
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日蓮宗に他教団をカルト呼ばわりする資格のあるなしや

日蓮は天台宗の僧だった。
地元清澄寺に飽き足らず、比叡山に登り、また諸宗を留学した。
この学問の中で、日蓮は「南無妙法蓮華経」という唱題こそ、
末法における正行なのだという法門を打ち立てたのである。

日蓮は32歳で立宗宣言したという事になっているが、
実際、32歳の清澄寺における説法は、
立宗宣言ではなく、あくまでも天台僧として、
「私はこのような勉強をさせていただいて来ました」と、
故郷に報告する場であった。

この場において日蓮は、
「世の中がこんなに不幸で生きづらいのは、他宗の責任である。
 他宗を信仰こそ、不幸の原因なのである。
 成仏するには天台の信仰しかない。
 なかんずく、南無妙法蓮華経と唱えるしかない。」
と言う持論を繰り広げた。
これにより、地元の反感を買った日蓮は、清澄寺を追われ、鎌倉に行く。

鎌倉に行った日蓮は、やはり大声で街道で大衆に向かい、持論を説く。

立正安国論を書いて、
幕府に対し、他宗の禁圧と国家をあげての法華経への帰依を嘆願する。

これらの行為があまりにも度を過ぎていると判断した幕府は、
日蓮を罰したわけである。

この日蓮の居た時代、極めて不安定な政情だった。
北条一族の中で内輪もめが続き、蒙古の危機が迫っていた。
国も豊かではなく、飢えに苦しむ民が多かった。

ここで日蓮が「自界叛逆」とか「他国侵逼難」とかやるわけだから、
幕府として目障りであるのは当然である。

当時、「カルト」という言葉は存在しないが、
もし、その時代に「カルト」という言葉があれば、
幕府は日蓮教団に対し、違いなく「カルト教団」と評価した事だろう。

日蓮自身は、幕府によって罰せられた事を

「正法だから迫害されたのだ。
 法華経に、この経を説く者は迫害されると書いてある通りだ」と考えた。

日蓮よりも時代は少し先であるが、法然もまた、日蓮と同様の事をやった。
「末法においては念仏以外は救われない」と説いたのである。
これにより、法然とその門下は、流罪、死罪等の責めを受けたのである。

信教の自由が徹底されている現在では考えられないが、
当時では、このように排他的な法門を説き、大衆を扇動する行為は許されなかった。

戦後、日蓮系から数々の問題教団が誕生したが、
実にその元凶は、日蓮の排他的教えにあるのだ。

現在、「日蓮宗」と言えば、総本山を身延山久遠寺に置き、
寺院数5,200ヶ寺、直系信徒330万人を抱える日蓮系諸宗派中の最大宗派だが、
この日蓮宗が言うには、

「日蓮聖人のは教え自体は悪くないのだ。
 悪いのは、日蓮聖人の教えを間違って伝えている創価学会や顕正会なのだ。」

ということなのだが、これは無理な主張だろう。

日蓮の思想は、あくまでも他宗を禁じ、法華宗を国教化する事だ。

布教方法も強引である。

  されば人是を用ひず機に叶はずと云へども
  強いて法華経の五字の題名を聞かすべきなり、
  是ならでは仏になる道はなきが故なり(法華初心成仏抄)

これをそのまま実行したのが創価学会、顕正会なのである。

墓さえ持っていれば安泰の、
寺檀制度の伝統の上にあぐらをかき、まったく折伏を行わぬ日蓮宗よりも、
創価学会、顕正会のほうが、日蓮の真意に叶っているのである。

日蓮宗は大衆の反感を買うのを恐れ、
日蓮の教えのうち、過激なものにはフタをして、無難なものだけ宣揚している。
これは一種の欺瞞ではないか。

それでいて日蓮宗は、仏壇の中央に日蓮像を置いて拝む。
日蓮を上行菩薩再誕、日蓮大菩薩として絶対化しているのである。
(そもそも日蓮自身が自分で自分の事を菩薩の生まれ変わりであると主張した)

私は日蓮仏法そのものを否定しているわけではない。
法華の中に密教を吸収してしまうような考え方も面白いし、
複雑性を廃し、単純性を追求するというあり方も良いと思う。

だが、宗祖も人なのだから、間違いは起こす。
間違いは間違いとして認めた上で、用いなければ、
自分達も同じ間違いを起こしてしまうという事なのだ。

日蓮宗の坊さんの説法などを聴いていると、
宗祖の間違いについて言及する者など、一人もいないし、
近代仏教学で否定されている五時八教を、今だに持ち出す者も多い。

日蓮宗は、創価学会、顕正会を生み出した母体としての日蓮正宗を非難するが、
宗祖絶対主義の呪縛から逃れられていない日蓮宗も、
いつ、創価学会、顕正会のような教団を排出するかわからぬ。

また、日蓮宗には霊断師会という組織があり、
ここでは、「九識霊断法」という占いをし、
「倶生霊神符」というお守りを売っている。
http://www.reidanshikai.jp/

私は別に、これはいいと思うが、見る人が見れば奇異に映るだろう。

奇異と言えば、日蓮宗の大本山に中山法華経寺と言うお寺があり、
ここには 大荒行堂があって、祈祷師を養成している。

毎年、真冬に行われ、毎日2時間の睡眠時間で、粗衣粗食。
水行、木剣、読経の修行に専念する。

祈祷師とは、法華経の力を借りて、生霊、死霊、畜生霊を退治するという、
文字通りの霊能者である。

大声の読経で声は潰れ、冷水で手足の肉が破れる。
毎年、死人が出るという凄まじさである。
http://news.d-nichiren.jp/docu.html

このように、日蓮宗は決して「常識的」な宗派ではない。
常識的宗派でないにも関わらず、常識的な顔をして、
他宗教を非難するのであれば、これは欺瞞だろう。

自己反省もできぬ者が、どうして他人を糾弾できるのか。

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